インナーチャイルド

つい一昔前までインナーチャイルドという言葉は存在していませんでした。それはトラウマとかそういう言葉だったと思います。みなさんはインナーチャイルドってどんなものか御存知ですか?

スピリチュアル系の書籍やヒーリング系の書籍をよく見る方はこの言葉の存在を知っている人が多いのではないかと思います。インナーチャイルドとは直訳すると「内なる子供」ですよね。意味としてはそのままです。自分の子供時代の記憶がインナーチャイルドと呼ばれるものです。

大人になるとこのインナーチャイルドがどういった記憶を持っているかどうかでその人の気持ちが大きく変わってきます。過去トラウマという名前で呼んでいた「幼少期の心の傷」ですね。

幼少期に何らかの理由でマイナスの記憶や心の傷、感情などが育まれると、大人になってからものの考え方、捉え方に非常に大きな影響を与えてしまいます。大人になってすでに忘れてしまっている感情や記憶もインナーチャイルドとしてその人の中に生き続けるのです。

インナーチャイルドは、その人の本来の自分の姿であると言われています。本来その人が持ち合わせている気持ちや感情、成長するに従い押し殺してきた感情の本質がインナーチャイルドとしてその人の中に生きています。潜在意識のレベルでその人を形成している重要な部分と言っても良いかもしれません。

人は子供時代からいろいろな経験をして、いろいろなものを見て育ちます。その中で心に非常に大きな衝撃を受けると、トラウマとしてそのことから逃れようとし始めます。逃れるために意識の下でトラウマに蓋をし始めるのです。そうして普段はそのことについて触れないように心が自分をガードするのです。いきものとしての生存本能のようなものですね。

しかし、その生存本能のお陰で、大人になってから本当の自分を見失ってしまい、「こんなはずじゃなかった」とか自己嫌悪などで生きるのが辛くなってしまうケースがあるのです。最悪の場合は自分で自分の命を断つこともあります。

インナーチャイルドはその人の根幹を形成する非常に重要な心の一部です。このインナーチャイルドを見つめなおし、本当の自分を取り戻すことで、生きる活力を取り戻しさらに一皮向けた人間になることをアダルト・チルドレンセラピーと呼ばれ、本来の自分を取り戻すための手段として用いられます。

インナーチャイルドと呼ばれる幼少期の自分と向き合うことで、人は「ああ、自分で本来はこうだったんだ」と癒やしを得ることができるのです。